普段、諸君自身で見ることが少ない背中。
君たちの背中は今どんな状態かね?猫背になり姿勢が悪くだらしない状態には、なっていないかね?そんな諸君がまず行っていくべきこと、それが筋トレだぞ。
筋トレを行っていくことで、猫背を直すだけではなく、様々な効果が盛りだくさんだ。
しかし、ネット社会である今のご時世。間違った情報もあるのが現状である。
そこで今回は、諸君の認識を正していくためにも、背中の筋肉「脊柱起立筋」の上部について語っていこうと思う。
脊柱起立筋について知っておくと、筋トレをさらに効率的に行っていくことが出来るぞ。
目次
脊柱起立筋に迫っていこう
筋トレにおいて重要なことは、「鍛えたい部位をしっかり意識すること」だ。間違った知識を持っていると、効果は激減してしまうぞ。そうならないためにも、まずは脊柱起立筋を紐解いていこうではないか。
脊柱起立筋とは総称である
実は脊柱起立筋という筋肉は存在しない。筋トレをするうえで、同じような動きをする3つの筋肉のことを、合わせて脊柱起立筋と呼んでいるだけに過ぎないのだ。
そんな3つの筋肉は下のように分別をすることが出来る。
- 長肋筋(ちょうろくきん)
- 最長筋(さいちょうきん)
- 棘筋(きょくきん)
この3つの筋肉もさらに3つに分けていくことが出来るのだ。しかし、筋トレをするうえでは、そこまで覚えていく必要がないからな。
わかりやすく、脊柱起立筋を会社に例えて説明していこう。脊柱起立筋が親会社だとすると、
長肋筋、最長筋、棘筋の3つの筋肉は子会社、さらに分別されたそれぞれ9つの筋肉は、孫会社と覚えておこう。
正しい脊柱起立筋の位置とは
次に、3つに分かれている脊柱起立筋が、それぞれどこにあるかを説明していこうではないか。何、覚えていくことは簡単だぞ。しっかり勉強していこう
まずはどんな形で筋肉が存在しているか見てみよう
脊柱起立筋は、背骨に沿っている筋肉群のことを指している。つまり脊柱起立筋は縦に細長い筋肉ということだな。簡単に説明していくためにも、背骨に沿って左右1本ずつの裂けるチーズがあると思ってくれ。そうしていくとわかりやすいぞ。
3つの筋肉群とは
裂けるチーズを3つに分けると、細長いものになるよな。脊柱起立筋はその細長い3つの筋肉で構成されているぞ。
- 一番外側の筋肉・・長肋筋
- 真ん中の筋肉・・・最長筋
- 一番内側の筋肉・・棘筋
簡単に説明してしまったが、大まかな位置はこのようになっているぞ。覚えておこう。
脊柱起立筋の上部ってどこ?
脊柱起立筋は、多数の筋肉の総称というのは理解いただけただろうか。
その中でも、脊柱起立筋の上部なんていわれることがあるが、その筋肉は体の奥深くに隠れている筋肉が多く、僧帽筋や三角筋などの大きな筋肉が動くときの補助になっているのだ。
脊柱起立筋の上部だけを鍛えることは実質不可能だ!
補助の動きをすることが多い脊柱起立筋の上部。その筋肉のみを鍛えていくことは、実質不可能ということを覚えておこう。
背中の上部に存在する「頭最長筋」や「頭棘筋」、それぞれの頸部の筋肉はどれも小さい筋肉だ。この筋肉を鍛えていくのなら、背中の上部に存在する僧帽筋と一緒にトレーニングしていこう。
脊柱起立筋を鍛えていく効果は何?
脊柱起立筋は老若男女、年齢を問わず鍛えていく必要がある。鍛えていくことで、どのような見た目の変化が表れてくるかを知っておこう。きっと鍛えていきたくなるはずだぞ。
背中の見た目が変わる
脊柱起立筋は3つに分断されるので、鍛えていくことでそれぞれの筋肉が大きくなっていく。そのため、背中のシックスパックと呼ばれることもあるほど、見た目に貢献してくれるぞ。
また、背骨に沿って谷を作りよりシルエットが美しくなってくるのだ。
姿勢矯正し、猫背を予防する
パソコンやスマホが普及し、前傾姿勢をとることが多くなった今。ひっそりと諸君の影に潜んでいるのが猫背だ。猫背になってしまうと、周囲からは暗い印象を受けるだけではなく、年を取っていくと腰曲がりの老人になってしまう。そんなのいやだよな。
しかし、脊柱起立筋を鍛えていくことで、その悩みからはオサラバすることが出来るぞ。
脊柱起立筋を鍛えていくために必要なこと
長肋筋、最長筋、棘筋と3つに分けた筋肉だが、筋トレを行っていく上では、すべて同じ動作で鍛えていくことが出来る。
諸君は、背中の中心あたりがじんわりと伸ばしているとき、どのような動きをしているか思い出してほしい。きっと、背中を反って伸ばしているときか、体を思いっきり丸めた時ではないだろうか。
もうわかったものがいると思うが、脊柱起立筋が特に動作しているとき、それは諸君が体を後ろに倒した時だぞ。
実際にどのようにしてトレーニングしていくべきなのか。
脊柱起立筋は、普段何気ない動作を行った時ですら使われるほど、日常の中での使用率が高い。鍛えていくためには、相応の負荷をかけていく必要がある。
筋トレの時には、少し多めの重量でトレーニングしていくのがオススメだぞ。
また、筋肉を成長させていくためには、負荷を長い時間をかけて行っていくことも重要になっていく。忘れないでくれ。
まとめ
脊柱起立筋の上部と言っても、小さな筋肉の集まりで、一つ一つをそれぞれ覚えて筋トレをしていく必要は全くない。筋トレは時には小さな筋肉には目を向けず、豪快に行っていく必要もあるのだ。ただし、間違った方法で筋トレを行っていかないでくれ。
脊柱起立筋は小さな筋肉の集まり。その特性や個性をしっかり活かしていくことが、筋トレの面白いところでもあるぞ。
背中のシックスパックになってくれる脊柱起立筋を鍛えて、諸君の背中をさらに美しいものにしていこうではないか!